来日6年目で阪神のエース。昨年は奪三振王と最多勝を獲得したメッセンジャー。最大の武器は大きく曲がり落ちるドロップカーブ。好調の投球を支える、鋭く曲り落ちるカーブを伝授してもらった 通訳=粟山正貴、取材・構成=椎屋博幸、写真=佐藤真一 (前)中指と親指のひらにしっかりとシームを乗せて、ボールをギュッと握る感覚で持つ
(右)とにかく手首を固定したいため、中指はほとんどがシームかかるようなイメージで握る
自分の腕を「ハンマー」にして振り下ろせ!
最初に覚えた変化球はチェンジアップ。父親がひねったりする変化球を投げさせたがらなくてね。その次が12歳ごろから投げ始めた今のドロップ系のカーブ。この球種は、真っすぐやフォークを投げながら、打者の目線を変えることができる変化球だよね。
一番の目的は、ドロップ系の変化球だから、投げた瞬間に一度浮き上がるようになる。だから、打者の目線を上げさせるんだ。イメージ的には高低差の幅を使って投げる感覚を持っているよ。
実は状況に合わせて2種類の投げ方をしているんだ。鋭く曲げるカーブと、イメージ的にゆる〜く曲がるカーブ。ボールの握りは変わらない中で・・・
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