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特集・徹底追跡!あの男たちの最新動向

大石達也&井上晴哉
能力開花が期待される男たち

 

鳴り物入りでプロのユニフォームを着ながら、一軍舞台で結果を残せない男がいる。西武大石達也ロッテ井上晴哉。もどかしい日々を過ごしているが、この苦闘が実を結ぶ日がいつか来るはずだ。

西武・大石達也
筋力強化で肩の状態が安定


二軍での着実な取り組みが身になっている。花開く日は近い



 5月24日の楽天戦(西武プリンス)で2013年以来、2シーズンぶりに一軍マウンドに立った大石達也。1回1/3を無安打無失点に抑え、「彼の存在には期待している」と田邊徳雄監督からも評価を得ると、同28日、30日と登板し、いずれも1回無失点。ここから徐々に登板機会が増えていくものと思われたが6月3日、登録抹消となった。原因は『右肩の張り』。昨季を棒に振ることとなった古傷だっただけに、違和感を覚えたと同時に自ら訴えた。

 だが、実際は張りがあったのはその1日だけで、ファームに合流してからは「むしろ調子が良かった」という。当時、周囲から「もったいない」の声が聞かれたが、本人の中では「(昨年末の復帰後)ファームで1回も連投していなかったし、去年、一昨年を入れても、一軍にいたこの10日間がブルペンで一番投げたぐらい」だったため、明らかな体力不足も感じていた。

 以降、肩周りの筋力強化を一軍再昇格への最大テーマにトレーニングを積み重ねてきた。その成果が表れ、これまで日替わりで大きく差があった肩の状態が安定した。

「悪くても悪いなりに投げられるようになった」

 さらに、8月末から森慎二二軍投手コーチと取り組んでいる「体重移動の仕方を・・・

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