週刊ベースボールONLINE

2015ドラフト特集

担当記者がピックアップ!独立リーグのドラフト候補は?

 

NPBに隠れた才能を輩出している独立リーグ。ここでは、四国アイランドリーグplusとルートインBCリーグを取材する記者が一押しする今秋ドラフトで注目されるであろう二人を紹介しよう。

大木貴将・香川オリーブガイナーズ/四国アイランドリーグplus


取材・写真=高田博史、写真=香川オリーブガイナーズ

おおき・たかまさ●1991年11月22日生まれ。千葉県出身。右投左打。173cm73kg。拓大紅陵高から日大へ進むも中退し、2013年、四国ILリーグ・香川に入団。徐々に外野手として頭角を現し始める。2年目の昨年からレギュラーとなり、好打のリードオフマンとして存在感を発揮。今季は右翼手と同時に二塁手も務める。昨年18だった盗塁数をリーグダントツの43まで伸ばし、現在打率トップと併せ、打撃部門2冠を狙える位置にいる。



打って、走れる香川の韋駄天

 四国アイランドリーグplusからドラフト指名された選手の顔ぶれを見てみると、ここ2年ほどは圧倒的に投手の指名が多い。

 だが今年、NPBに最も近いと期待されるアイランドリーガーは、野手である。しかも内・外野、両方を守ることが可能な「足のスペシャリスト」だ。

 香川オリーブガイナーズの大木貴将(香川)を四国リーグから通算42人目(育成枠指名含む)となるドラフト指名選手、その最有力候補に挙げたい。

 香川に入団して今年で3年目の23歳だ。2年目の昨季から外野手としてコンスタントに公式戦に出場しており、昨季終盤からは一番・中堅手に定着した。昨年の「みやざきフェニックス・リーグ」でも、リーグ選抜メンバーに選ばれるなど、上り調子のままシーズンを終えた。

 大きく飛躍したのは今季である。主に右翼手と二塁手を務めながら、リードオフマンとして存在感を発揮する。前半から足で猛アピールを続け・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング