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特集・ストーブリーグ最前線2015-16
買い物上手はどこ?昨季の補強プレイバック パ・リーグ編

 

今オフも熱いストーブリーグが繰り広げられているが、獲得した選手が額面どおりに働いてくれるかは分からないもの。ここでは昨年のオフから15年シーズン中に加入した選手たちの活躍を球団担当が採点し、その補強がチームとして成功だったのか否かを徹底検証してみたい。

ソフトバンク[80点]・バンデンハーク加入がぶっちぎりVに直結


 3年総額12億円もの大金を投じた松坂は8月に右肩を手術。9年ぶりに日本球界に復帰した今季は、一軍登板なしに終わった。それでも2年4億円で獲得したバンデンハークが期待以上の働き。初登板は6月と遅れたが、リーグ新記録となるデビューからの9連勝でシーズンをフィニッシュ。ロッテとのCSファイナル、ヤクルトとの日本シリーズでも勝ち投手となり、日本一に大きく貢献した。豊富な資金によるピンポイント補強が功を奏した。



バンデンハーク



【2014年オフから15年シーズン中に加入した選手】
※名前・前所属・ポジション・入団経緯・15年成績・年俸
松坂大輔 メッツ 投 NPB復帰 一軍出場なし 4億円
バンデンハーク 韓国/三星 投 FA 9勝0敗0H0S 防2.52 2億円

日本ハム[60点]・レアード以外の外国人が大誤算


 34本塁打を放ったレアードの大ブレークは、今季補強の最大の成功だった。だが、ハーミッダ、ライブリーの元メジャー組は大誤算。ガラテは良い働きを見せたが、ライブリーのシーズン途中加入ではじき出された。外国人補強策の大きなミスと言える。日本人ではメジャー挑戦から復帰の田中賢が期待どおりの存在感を見せた。シーズン途中に加わった矢野は加入直後に大きなインパクトを残したが、10年以来の復帰となる須永は登板なしに終わる。

レアード




【2014年オフから15年シーズン中に加入した選手】
※名前・前所属・ポジション・入団経緯・15年成績・年俸
ガラテ 台湾リーグ 投 新加入 3勝1敗0H0S 防1.71 試13 2000万円
須永英輝 巨人 投 トレード 一軍出場なし 560万円
ライブリー ナショナルズ傘下3A 投 新加入 0勝0敗1H0S 防5.30 試16 3000万円
レアード ナショナルズ傘下3A 内 新加入 率.231 本34 点97 盗1 試143 6000万円
田中賢介 レンジャーズ傘下3A 内 FA復帰 率.284 本4 点66 盗9 試134 1億5000
ハーミッダ ブリュワーズ傘下 外 FA 率.211 本1 点18 盗1 試50 6000万円
矢野謙次 巨人 外 トレード 率.197 本1 点5 盗0 試40 4800万円

ロッテ[70点]・数少ない補強選手が十分な活躍


 若手や昨シーズンから残留の助っ人が多く、補強はわずか4投手のみだった。だが・・・

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