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どこよりも早い!12球団戦力分析2016
中日・レギュラー争いは横一線

 

戦力補強は一段落もレギュラー争いは横一線




 すでに3人の新助っ人が発表されており、新シーズンへの陣容は固まった。しかしレギュラー確定と言えるのは中堅の大島、右翼の平田くらいで、激しい定位置争いが繰り広げられそうだ。

 最大の注目は二遊間。二塁では荒木と亀澤が、遊撃ではエルナンデスと遠藤、新人の阿部が候補に挙がる。春季キャンプ、オープン戦を通じて谷繁監督が目を光らせる。もちろんそれは正捕手も同様で、松井雅、杉山、桂、ルーキーの木下とこちらも横一線。2015年シーズンのように最後まで正捕手を決められない状況は避けなければいけない。メジャー66発のビシエドは四番・一塁に。大器と期待される高橋はついに三塁で開花できるか、16年が正念場となる。左翼はチーム残留を選んだ藤井が筆頭候補だが、松井佑、赤坂、ナニータも加わってくるだろう。安定感のあったルナが退団し、打線の軸を務める選手は未定だ。ビシエドが大外れに終わるようであれば、得点力の大幅ダウンは避けられない。

 先発はともに2ケタ勝利を挙げた大野、若松が2本柱。吉見がローテーションを守ることができれば心強いが、エースの復活をあてにするよりも、ほかの投手で計算を立てたい。15年に実績を残したバルデス、ネイラーや、不本意な成績に終わった山井、雄太の奮起が期待される。また、高卒ルーキーの小笠原慎之介にもチャンスがありそうだ。



 クローザーは新外人のハイメ、福谷、岩瀬、新人の佐藤が争うが、いずれも・・・

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