週刊ベースボールONLINE

特集・2016年球界大展望
独立リーグ展望 幕が開けるBFL・BCリーグ・四国ILの“第2章”

 

2015年ドラフトではBC、四国リーグから育成を含め計12人が指名を受けた。前年の5人から大幅に増加した数字が、独立リーグのレベルが年々、向上している事実を物語っている。さらなる発展を目指す2リーグに、新しい代表を迎えたBFLを加えた3リーグの2016年シーズンを占う。
文=メイルマン(BCリーグ)、中川路里香(BFL)、文・写真=高田博史(四国アイランドリーグ)

BCリーグ・日本一を取り戻す


 BCリーグは四国ILよりも2年遅い2007年に発足し、その年から始まった独立リーグ日本一決定戦ではなかなか勝利することができなかった。初めて日本一となったのは11年。石川が徳島を下して初の栄冠を手にし、そこからBCリーグは3連覇。追う立場から追われる立場となり、さらなる発展を遂げるものと思われた。

 だが14年は群馬が徳島に、15年は新潟が愛媛に敗れて四国ILが2連覇。BCリーグはNPBドラフトで結果を出しているものの、選手のみならず関係者にまで慢心が広がり始めているように見える。リーグ発足から10シーズン目を迎える16年はもう一度、四国IL超えを目指して誰もがギラギラと目を輝かせていた原点に立ち返らなければならない。

 15年チャンピオンの新潟は主力がごっそりと抜けるため混戦は必至。15年リーグ加入の武蔵は5人もの選手をNPBへ送り込むポテンシャルを見せ、同じく新加入の福島は東地区後期優勝を果たした。13年の石川以来、西地区はリーグ優勝から遠ざかっているが、どの球団も着々と補強を行っている。優勝が予想できない今の状況に8球団すべてが日本一を見据えていると信じたい。再び初心を胸に刻んで熱い戦いを繰り広げてくれるであろうBCリーグに注目だ。

BFL・リーグが一枚岩に


 11月にリーグ代表が交代し、新たな船出をきったBFL(ベースボールファーストリーグ)。2016年も所属球団は3球団と変わりないが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング