週刊ベースボールONLINE

特集・2016春季キャンプレポート
巨人・岡本和真インタビュー「近い将来僕が巨人のサードを守らないといけない」

 

周囲の期待は高まる一方だ。高卒1年目だった昨季、まだ19歳の岡本和真が横浜の夜空に描いた放物線(ライナー気味のプロ初本塁打)に、巨人の明るい未来を感じたファンも多かったことだろう。原辰徳前監督の退任、高橋由伸新監督就任で情勢は一変した。“将来の四番候補”はいま、「憧れ」と言ってはばからない村田修一と、今季のレギュラーを争うことを期待されている。もちろん、巨人再建の切り札として――。
取材・構成=坂本匠、写真=高塩隆、BBM

18歳で感じた一軍


かつて坂本勇人阿部慎之助に声を掛けられたように、このオフ、岡本和真は坂本の誘いを受け、グアムでの合同自主トレに参加した。億を稼ぎ出す選手たちとともに過ごした時間は有意義なものだったのだろう。真っ黒に日焼けした顔に自信を漂わせ、2年目で初の一軍キャンプ抜てきにも堂々。高橋由伸新監督ら首脳陣、そして坂本が、期待を寄せることがうなずける動きを見せている。



――2年目の春季キャンプを一軍でスタートさせました。初めてのオフは、ペナントレースの後、フェニックス・リーグを経て、台湾でのウィンター・リーグ(正式名称=アジアウィンターベースボール、11月28日開幕、12月20日閉幕)、グアム自主トレと充実していたようですね。

岡本 年明けに坂本(勇人)さんや、村田(修一)さん、長野(久義)さんなど、先輩にグアムに連れて行っていただきました。本当に充実したオフを過ごせたと思っています。その前には台湾ウィンター・リーグにも行かせていただいて、12月の20日まで、長くゲームをできたこともすごくプラスになったと思います。

――1年前の冬の時期は、ドラフト指名を受けて、新人合同自主トレまでの期間を智弁学園高でトレーニングをしました。たった1年ですが、当時とは取り組みも、意識の面でも違いは大きくなっているのでは。

岡本 一軍でのゲームを経験させていただいての2年目ですから。何をすべきか、分かっている。それに、今年は一軍スタートと、環境も違います。始まる前からすごくワクワクして、今年はどこまでできるんだろう、という思いで過ごしています。

――プロ1年目の昨シーズンを振り返ってどんな感想を持っていますか。

岡本 ケガ、ですね。ずっと二軍にいたのですが、シーズンに入ってすぐにケガをしてしまいました。「ケガをすると、もったいない」と皆さんにアドバイスをいただいていたのですが、実際、ケガをして自分でもそれを痛感しました。最初は「大丈夫やろ」、「ケガなんか、せんやろ」と思ってやっていたので(苦笑)。二軍でしたけど、毎日試合があるのは初めての経験で、結果的にケガ。全然体力が追いついていないんやな、と。

――ケガをしたことで何か新たに始めたことはありましたか。

岡本 特別なことではないですが、傷害予防ですね。トレーニングコーチやトレーナーさんに、メニューやストレッチの正しいやり方を聞いて。「時間がないから」と適当にやることがなくなりました。

――ドラフト直後、週刊ベースボールのインタビューで目標を「1年目は二軍で力をつけて、ファームのホームラン王。2年目に一軍デビューして新人王」と話してくれました。そのケガの影響もあって、1年目の目標に達しなかったのは残念です。

岡本 僕、1年目にファームでホームラン王取るって、言ってました?

――書いてもらった色紙には「1年間ケガをしない」のメッセージでしたが、1年間戦えればホームランもついてくる、という考えでした。

岡本 何を言うとんのや(苦笑)。1本すよ。ケガもしとるし……。

――とはいえ、一軍デビューは早まりました。一軍キャンプスタートとなったのも、周囲がレギュラー争いを期待するのも、17試合のデビューでのインパクトがあったからです。

岡本 正直、一軍では1試合って、こんなに長いのか、と感じました。僕、先発で出場(12試合)させていただいたときも、フルでは出ていないですけど。レギュラーで出ている人は、143試合を何年も繰り返している。キツイとは思うんですが、普通に見えるじゃないですか。

――しかも、その中で普通ではない結果も求められます。

岡本 そのすごさを肌で感じました。僕にはまだ足りないんだなと。

――一軍17試合では6安打1本塁打4打点、打率.214には不満?

岡本 それ以前に・・・

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