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2016キャンプレポート
移籍組密着 注目は松坂世代の2人、完全復活なるか!

 

日本で誰もが認める実績を上げ、海を渡った男たちが失意とともに帰ってきた。もうこれ以上、屈辱を重ねるわけにはいかない。プライドを懸けた戦いに挑む。

阪神・藤川球児 初日からさすがの貫録。抑え起用の可能性も大




 阪神復帰が決まってから、ほぼ休みなしで2月1日を迎えた藤川球児。初日から体調の良さを見せつけた。ブルペンに入り捕手を座らせ80球。カーブ、チェンジアップを交えながらホームベースの両サイド低めを丁寧につきながらスピンの掛かったボールを投げ込んだ。

 先発の体力があれば中継ぎ、抑えに起用しても対応できるという理由で、金本知憲監督からは、先発でいけるように調整の指令が出ていた。その言葉を受けるようにノーワインドアップも試した。「(内容は)特に普通です。野球が楽しいなと思っている。楽しみながらケガのないようにやっていきたい」と藤川本人はマイペース調整を強調した。

 初日には、ほぼ全員がマウンドに上がったが「一番回転のいいボールを投げていた。やっぱりモノが違うというか。中継ぎでも後ろのほうの順番を任せられるかなと。先発で準備してもらっているけど」と金本監督も考えをあらためることを示唆するほど。マテオ、ドリスというクローザー候補を獲得したが、日本通算220セーブという実績を持つ元守護神の順調な仕上がりぶりを見ると、金本監督もしっかりとしたチームプランが立てやすくなったはずだ。藤川の後ろ姿を見る若手たちのいいお手本にもなる。藤川が開幕まで元気であり続ければ、投手陣への相乗効果は計り知れない。

ソフトバンク・和田毅 激しい競争の中で順調に調整を進める




 5年ぶりに日本球界に復帰したソフトバンク和田毅が順調に調整を進めている・・・

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