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クローズアップ・ペナントを熱くする男
巨人・小林誠司インタビュー「今は自信を持ってサインを出せています」

 

ジャイアンツファンの不安は杞憂に終わるのではないか。高橋由伸新監督が阿部慎之助の捕手復帰を求めV奪回のキーマンとしたが、開幕は二軍スタート。そんな危機的状況を小林誠司が救う。若い先発投手陣を引っ張り、打っても勝負どころの一打で開幕4連勝に貢献。“新生・巨人の象徴”を予感させる3年目の正捕手候補に想いを聞いた。
取材・構成=坂本匠、写真=大賀章好、桜井ひとし


投手は真っすぐが基本


開幕から4連勝でも、その後の勝利は延長戦3度を制したものと、タフなゲームが続く。3カードを終えて7勝2敗、V奪回を目指すジャイアンツとしてはこれ以上ないスタートを切ったのではないか。そんなチームをバットで、懸命なリードで下支えしているのが小林誠司だ。新人年は一軍全試合帯同で2年目の正捕手奪取が期待されながら、昨季は初の二軍降格を経験するなど、悔しい1年を過ごした。捕手復帰の阿部慎之助が不在の中、そんな思いをぶつけるかのように、小林誠司がたくましく、成長した姿を見せている。

――難しい開幕シリーズ直後で貯金5は、捕手冥利に尽きるのではないですか。

小林 僕個人としてもチームの勝利が一番の目標なので。開幕4連勝できたことは、特に良かったと思います。ただ、1年は長いですし、積み重ね。どうやったら勝てるのかを常に考えていきたいです。

――最新のデータがない開幕直後は先発投手たちもみな初登板という中で、リードにはより気を使うのではないですか。

小林 初登板で初対戦ですけど・・・

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