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2016助っ人特集

ロッテ・デスパイネ インタビュー 「ロッテの選手たちは皆、素晴らしい」

 

昨シーズンからの勢いがチームに自信をもたらす


――1年間、フルに出場できるとして、具体的に目標となる数字はありますか。

デスパイネ 特に数字というのは設定していないですが、自分の仕事はやはり打点を挙げること、そしてホームランを打つことだと思っています。自分がそうした数字を残していけば、チームの勝利にも貢献できて、またプレーオフに進出することができるでしょう。個人の成績という意味では、昨年よりいい成績を残したいと思っています。これは毎年思っているのですが、常に前の年の自分を超えていきたい。でも、やはり一番はチームの勝利。そのために自分ができることを100%やっていきたいです。

――チームは開幕からいいスタートが切れたのではないでしょうか。デスパイネ選手から見て、チームのどういった部分がうまくいっていると思いますか。

デスパイネ 昨年の終盤からCS進出にかけて、チームはすごく波に乗っていました。特に若い選手たちにとって、そこでの経験が大きかったと思います。そのまま今年の春のキャンプに入り、オープン戦でもいい成績(9勝4敗3分け/2位)を残して、その流れのままシーズンに入ることができました。確実に選手たちは自信をつけていますし、どの選手も、ピッチャーもバッターも、「試合に出たい、試合に出たい」という欲があります。それがこの結果につながっているのではないかと思います。

 ベテランも若手も、ロッテの選手たちは皆、素晴らしい。その素晴らしい選手たちといっしょに野球ができてすごく光栄ですし、うれしいです。誰もが試合に出たいと思っている中で、同時に仲良く友達のような人間関係を築いています。若い選手たちも毎日、「勝つぞ!」という気持ちで野球に取り組んでいて、三振して帰ってくると誰もがすごく悔しがっている。今はチームがすごくまとまっている状態だと思います。この状態のまま、シーズンを戦っていきたいですね。

【番外編】オフの息抜きは…


 休みのときにはヤマイコ・ナバーロ選手や通訳と食事に出掛けたりもするが、夜はもっぱら『プレイステーション』。ビールを飲みながらずっとゲームをしているという。

 遠征に出たときも、休みの時間にどこかへ出掛けるわけでもなく、プレイステーションのゲームに没頭。『コール・オブ・デューティ』や『メタルギア』シリーズのようなシューティングからアクションゲーム、もちろん野球やほかのスポーツのゲームもプレーする。特にレーシングゲームはお気に入りだ。ソフトはたくさん持っているので、あらゆるジャンルのゲームをプレーしている。

 ただ、今まではずっとひとりでの生活、ゲーム三昧が数少ないリラックス方法だったが、今年の6月ごろに家族がついに来日する。「家族が来たら今の生活を一緒に、いろいろ楽しんでもらいたいと思います」。

PROFILE
ALFRED DESPAIGNE●1986年6月17日生まれ。キューバ共和国出身。右投右打。175cm95kg。2004年にキューバ国内リーグのアラサネス・デ・グランマでデビュー。国内リーグでは首位打者と打点王を各2回、本塁打王3回、11-12シーズンの36本塁打はキューバ国内リーグの歴代最高。13年のキューバにおけるスポーツ選手の海外派遣解禁により、メキシカン・リーグを経て14年7月にロッテへ加入。オフはキューバ国内リーグに出場する二足のわらじだったが、昨オフはキューバでの出場を見送り、今季はロッテでのプレーに集中する。

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※締め切りは2016年4月25日(月)、当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。※
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