週刊ベースボールONLINE

変化球特集2016

高橋尚成氏に聞く「今後、新変化球は生まれるのか」

 

新たな変化球が出てくるかどうかの質問に、研究者の答えは「可能性はある!」だったが、ここでは実際にメジャー・リーグと日本のマウンドで戦ってきたプロの投手に同じ質問を投げかけた。その回答は……。
取材・構成=椎屋博幸、写真=BBM、GettyImages


証言1・人が投げられる範囲の変化は出尽くした!


 実際にプロ野球で投手として投げてきて、またメジャー・リーグでも経験をしてきましたが、これから新しい変化球が出てくるのか?と考えたときに、正直な意見として、「もう出てこない」と思います。左右に曲げたり、下に落としたりなど、人がボールを投げる中で、投げられる範囲の曲がり方は出尽くしたと思いますね。

 あるとしたら、漫画『巨人の星』の中に出てきた「大リーグボール」のようにライジングしていくボールしかないと思っています。これは究極ですよ(笑)。それに近いボールはレッドソックスの上原浩治や全盛期の藤川球児(阪神)が投げているスピンの掛かった、浮き上がるような(実際は沈んでいるんですが)真っすぐになりますよね。

 でも・・・

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