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2016交流戦展望

阪神・ベテランが復調すれば波に乗れる

 

成長を始めた若トラと融合へ


福留が常時四番を打てば若手の勢いと融合し、昨年以上のチーム成績が期待できる


 昨年はセ・リーグで唯一勝ち越した(10勝8敗)阪神が、今年はまったく違うチームに変身。その伸びシロに大きな期待がかかる。

 超変革を旗印に、金本監督が投打に若手を積極起用している。投手陣のほうでは、先発の岩貞が急成長。また2年目の横山も勢いのある投球で先発ローテーションに入り込み、強固な先発5人が作られた。一方、中継ぎには支配下2年目の島本や、開幕直後に育成から支配下登録となった田面などの強気の投球をする投手が出てきた。二軍調整中のベテラン・福原が一軍に戻ってくれば、力強い中継ぎ陣になる。抑えのマテオの股関節痛が気になるが、藤川とともにツープラトン体制を作ればパの強力な打撃陣相手にも十分に通用するはずだ。

 攻撃では、犠牲バントを早い回からは使わず、積極的な攻撃を仕掛けている。また、ルーキーの高山、板山、そして4月27日に育成から支配下になった原口など若手を次々に起用し、打てなくても試合に使い続け、強いスイングを心掛けさせている。

 その一方でベテラン陣が開幕から調子を上げられずにいる・・・

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