週刊ベースボールONLINE

2016交流戦展望

楽天・リーダー不在の危機的状況でどう戦う?

 

中継ぎ陣再建が至上命題


チームの勝ち頭であるエースの則本。14年に4完封を挙げるなど、交流戦には強い


 借金を抱えた中で交流戦を迎えることになった。痛過ぎるのは正捕手・嶋の離脱だ。5月18日のオリックス戦(盛岡)で、ファウルチップが左手に直撃して負傷交代。翌日に検査を受けた結果、左手豆状骨骨折と三角骨亀裂骨折と診察された。少なくとも全治1カ月以上かかる見込みで、前半戦の復帰は厳しい情勢だ。チーム状態が悪い中で、追い討ちをかけるようなアクシデントとなった。

 チーム打率はリーグ3位。一番・岡島が首位打者争いのトップに立つなど、打線は決して悪い状態ではない。ただ、いくら点を取っても、投手陣が粘れないという悪循環が続いている。6点差を守り切れず延長サヨナラ負けを喫した5月14日のロッテ戦(QVCマリン)が象徴的な試合だ。福山、青山といった実績ある中継ぎ右腕が不安定で、20歳の抑え左腕・松井裕も2試合連続サヨナラ打を浴びるなど、低迷を抜け出せない。

 ブルペンが安定性を欠くとすれば・・・

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