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2016後半戦大展望

ソフトバンク戦力分析・3連覇への最終決戦を見据え、選手層に抜かりなし!

 

開幕投手が二軍でスタンバイする層の厚さ


 1989年の福岡移転後では最多のシーズン90勝を挙げて2連覇を飾った昨季は、球宴までに81試合を戦って50勝28敗3分け、勝率は.641だった。今季はそれを上回る93勝ペースで勝利を積み上げている。日本ハムが6割を超える勝率で6ゲーム差に食らいついているが、後半戦のプラス要素を比較すれば、ソフトバンクに分があるのは間違いない。

 ウエスタン・リーグの前半戦を締めた7月12日の中日戦(ナゴヤ)で多くの光明が差した。まずは投手陣。5年連続で開幕投手を務めながら、3試合で結果を残せず4月8日に二軍落ちしていた攝津正が先発し、降格後最長の7回、102球を投げた。6安打を浴びたが無四球10奪三振、無失点の内容で、水上善雄二軍監督も「球にキレがあって、打者のタイミングが合っていてもファウルが取れていた」と高評価。課題だった直球の威力と制球力の向上に一定の成果を得た。

 一軍は和田、武田、千賀を先発ローテーションの軸に、東浜、中田、大隣の6枚で後半戦のスタートを切ると見られる。再調整中のバンデンハークの復帰時期が・・・

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