遊撃の守備位置に背番号59がいると安心感が違う。派手さはないが、堅実なフィールディングで内野陣を引き締める永江恭平。小学2年生から遊撃を守り始めた男は、こだわりを持つ職人でもある。 取材・構成=小林光男、写真=高塩 隆、井田新輔 キャッチボールから捕球、送球を一緒に
守備の際、事前に打球のイメージをします。打者のタイプも頭に入れ、配球によって守備位置も変える。構えは高過ぎず、低過ぎず。ヒザがリラックスでき、すぐ一歩目を切れる位置で。そしてテニス選手のようにユラユラと動き、どこに飛んで来てもすぐ反応できるようにしています。
凝視するのはバットの出方。それによって打球方向は変わりますから。その判断を磨くには練習から意識するしかないでしょう。ノックもただ漠然と受けるのではなく、ノッカーがボールをバットでとらえる瞬間のヘッドの向きでどういった打球になるか。練習から察知できるようにしています。
次はワンバウンド目を見ます。その位置によって、どういうゴロが飛ぶかイメージできますから。人工芝だったらあとは規則正しく転がるので。当然イレギュラーも頭に入れて、気を抜くことはありませんが。
送球のしやすさも考えて・・・
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