週刊ベースボールONLINE

特集・2016高校生ドラフト

東海大市原望洋高・島孝明 最速153キロの浮き上がるような直球

 

同世代がプレーする今夏の甲子園は、テレビで「ボーッと見ていた」と言う。153キロ右腕・島孝明は聖地に興味がないわけではない。千葉大会は侍ジャパンで同じユニフォームを着た左腕・早川隆久を擁する木更津総合高に準々決勝で敗退。「負けたことは残念でしたが、いつまでも引きずっていても……。(体力を)落とさないよう練習してきました」。切り替えが早いのは、プロ向きの性格と言える。
取材・文=岡本朋祐


 次なるステージや侍ジャパン入りを見据え、入念なる準備を進めた――。週に2回は30球のブルペン投球を継続し、感覚を鈍らせないようにしてきた。立大との練習試合を視察した巨人・山下哲治スカウト部長は、県大会からの成長を見逃さなかった。

「力みがなくなった。暴れることがあった真っすぐも、安定している」

 初めての国際試合でも、気負いはなかった。18人の中で唯一、島だけが甲子園の土を踏んでいないが「入った以上は同じ気持ち。自分は自分なので」と、サラリと言ってのける。

 最速153キロの真っすぐは浮き上がるような球質で、ブルペンで受けた九鬼隆平も「あれは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング