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2016日本シリーズ特集

【日本シリーズ】戦力分析・広島 タナキクマルが攻守の柱

 


投手力&守備力 先発3本柱で最低2勝を


 ジョンソン、野村はレギュラーシーズンで計31勝を挙げた左右の柱で、CS同様に第2戦までに相手打線を沈黙させて出鼻をくじくことができれば、後々の戦いを有利に進めることができる。

 舞台を札幌に移した初戦は百戦錬磨の黒田。第4戦、第5戦は岡田、ヘーゲンズとやや力が落ちるため、先発3本柱で最低2勝は稼ぎたいところだ。
※10月18日、黒田の今季限りでの引退が発表され、本拠地での第2戦の先発が有力視されている。

 今村、ジャクソン、中崎の勝利の方程式は盤石で、そのほか救援も一岡、大瀬良、福井、九里らが控えており、大きな不安はない。7回までにリードを奪っていれば、勝率はグッと増すことになる。

 短期決戦で大きくモノをいいそうなのが捕手・石原のリードだ。CSファイナルではロペスと筒香を徹底的に抑え込み、DeNAに主導権を握らせなかった。手だれのリードで中田や大谷ら打のキーマンを封じ込めたい。

 田中、菊池、丸で形成するセンターラインは12球団屈指で、右翼の鈴木を筆頭にそのほかのポジションも安定。エルドレッドの左翼守備が唯一の不安要素だが、守備固めの赤松がカバーする。

攻撃力 ルナ欠場がどう響く?


 CSファイナルでは一番・田中が驚異の出塁率8割超をマークし、優位に戦いを進めることができた・・・

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