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2016年ドラフト総決算

楽天1位・藤平尚真(横浜高・投手) 持ち味のストレートで「勝てる投手」へ一直線

 

中学時代にU-15日本代表に入った逸材は3年後の今年9月、U-18侍ジャパンでもプレー。世代No.1の自負があり、意識レベルが高い


人間性が素晴らしい、OBを良きお手本に


 その瞬間、ふと笑みを浮かべた。オリックス山岡泰輔中日柳裕也に続き、同時入札のウエーバー順で3番目の楽天から自らの名前が呼ばれたのが、テレビ画面を通して聞こえた。その後、最後まで再び「藤平尚真」の名がコールされることはなく、楽天がドラフト1位で交渉権を獲得したことが確定。すると、ホッとしたような表情を見せた。「本当に1位でくるか少し不安だったんですけど……」と言ったが、それは偽らざる心境だった。記者会見の冒頭で、まずあいさつをした際には「今日、入団が決まりました」とフライング発言。すでに、心は仙台に飛んでいる。しかし、それも不安感が解消され、素直にうれしい気持ちがあふれ出てしまっただけなのだろう。夢が叶ったことで、心が浮つきまくっているわけではない。

 何せ、名門・横浜高で1年秋から背番号1を背負ってきた大物だ。同校からのドラフト1位右腕と言えば、松坂大輔(1999年西武入団。現ソフトバンク)、涌井秀章(2005年西武入団。現ロッテ)の名が思い浮かぶが、彼らは入団直後から一軍舞台に立ち、球界を代表する投手へと成長を遂げた。自然と上のレベルで成功するDNAとも言うべきものが継承されているのだろうが、藤平がたびたび口にしていたのは「野球だけでなく、私生活の面でも一流になりたい」ということ。大谷翔平(日本ハム)について尋ねられても、「野球だけでなく、私生活も素晴らしい」と返した。

「あいさつ、返事、礼儀は横浜高校で教わったことだと思うので、プロに入っても、この3つは忘れずにやっていきたいと思っています」と藤平は誓うが、平田徹監督もそういった点の重要性を強調する・・・

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