甲子園球場のある地元・兵庫出身ながら3年間、全国舞台とは縁がなかった。プロでの本拠地はあこがれの聖地であり、モチベーションは高まるばかりだ
ドラフト翌日は、学校行事の体育祭が行われていた。10の運動部による部対抗リレーのアンカーとしてバトンを受け取ったエース・
才木浩人は、惜しくも2位でゴール。「陸上部に負けちゃいました。バトンパスのレベルの差が大きかったです」。こう言って無邪気に笑う表情は、17歳らしいあどけなさが残る。だが、188センチの長身を生かした角度のある真っすぐは、夏の県大会前に148キロをマーク。1年秋から県内で評判になっていた右腕は、マウンドに上がるとその能力の高さをいかんなく発揮してきた。
学級委員長を務め、練習でも自ら考えてこなすことができ、発言もしっかりした模範生・・・
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