週刊ベースボールONLINE

2016日本シリーズ総決算

日本ハム・大谷翔平 さらなる進化へ!大きな節目の日本一

 

写真=前島進


 無邪気な笑顔でチームメートの輪に飛び込み、大谷翔平が人生初の「日本一」に酔いしれた。

 雌雄を決した第6戦はベンチスタートも、存在感は発揮。同点の8回二死満塁、中田翔の打席でネクストバッターズサークルに向かった。広島ジャクソンに無言の圧力を与えると、押し出し四球で決勝点を演出。「プレッシャーをかける意味でも行ってくれと言われた」。試合に出なくても、局面を動かせる突き抜けた存在となったプロ4年目。一心不乱に突き進んできた投打「二刀流」は、日本シリーズでも奮闘した。

 ただ、悔しさから頂上決戦は始まった。敵地で開幕となった22日の第1戦の先発マウンドに上がり、DH制ではない試合のため「八番・投手」のリアル二刀流で日本シリーズ・デビュー。野手・大谷は幸先よく船出した。第1打席で左越え二塁打。期待は高まるも、その裏に暗転した。

 2回一死一、三塁。打者・石原慶幸を三振に仕留めるも、一塁走者がスタート。捕手・大野奨太は投手カットの送球も、大谷はしゃがんで避けた。それを見て、三走・鈴木誠也が本塁へ。自身のサインミスで重盗を決められ、先取点を奪われた・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング