32年ぶりに広島の街に栄冠を届けるべく奮闘した広島ナイン。しかし、日本ハムの前に2勝4敗で敗退。屈辱の結果となった。だが、大舞台でその力をいかんなく発揮したコイ戦士たちがいた。 ジョンソン 最強サウスポー健在
ペナントレース、クライマックスシリーズ、日本シリーズで開幕投手を任されたことがチームからの信頼の証しだ。ジョンソンは広島2年目にして確固たる地位を築いた。
黙々と仕事をこなす職人肌。日本シリーズではさらに寡黙になり、自らに課したルーティンワークに集中し、マウンドで結果を残した。第1戦[マツダ広島]では7回途中1失点で勝利投手に。中4日で先発した第5戦は疲れもあって6回で降板したが、無失点でしっかり役割を果たした。
クールな左腕がシリーズ中に珍しく感情をあらわにしたのが、10月24日に沢村賞獲得を知ったとき。
「まずは自分の後ろで守ってくれているチームメートのみんなのおかげ。そして特に、いつも自分が投げるときに球を受けてくれる石原(慶幸)がいなければこの賞は獲れなかった」
チームへの貢献が認められたことこそが、最強サウスポーにとって最高の名誉だった。
エルドレッド 勝利のために全力プレーで
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン