最大11.5ゲーム差をひっくり返してのリーグ制覇、さらには10年ぶりの日本一にまで上りつめた栗山ファイターズ。ここでは神がかっていた指揮官・栗山英樹監督の采配に焦点を当て、ミラクルVを呼んだ要因を検証してみたい。

連勝直前の得点力低下が大谷の打者固定を実現か？

　チームがソフトバンクを追いかけるための得点力を補うにあたり、投手中心の起用から打者中心の起用へのシフトに応えた大谷を称えたが、それと同じくらい、的確な選手起用を図った栗山英樹監督ら日本ハム首脳陣の判断は素晴らしいものだった。

　長期的に挑んできた者がいない“二刀流”がパフォーマンスにどのような影響を与えるのか・・・