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2016年プロ野球記録集計号

負けないバンデンハーク(ソフトバンク)の秘訣

 

来日2年目のソフトバンクバンデンハークが5月10日のロッテ戦[ヤフオクドーム]に勝利し、初登板からの連勝を14とした。“デビュー”と“外国人”の2つの冠を戴くことになった最強右腕の活躍をひも解く。


 今季、開幕から先発ローテーションに組み込まれた2年目のソフトバンク・バンデンハークは、5月10日のロッテ戦[ヤフオクドーム]に勝利し、開幕から無傷の5勝目をマーク。9勝0敗で終えた昨季の成績と合わせて“デビュー”からの連勝を14とした。これは堀内恒夫(巨人)が新人年の1966年にマークした13連勝を上回るプロ野球記録。さらに、“外国人”の連勝記録でも87〜88年の郭泰源(西武)の記録を更新した(8月14日に巨人・マイコラスがタイ記録に並んだ)。

 2つの冠を戴く連勝記録を作ったバンデンハークだが、負けない秘訣は立ち上がりの安定感にある。2シーズンを通じ、登板はすべて先発だが、連勝中の勝利投手の権利を得る5回までのピッチング内容を見ていくと、すべての試合を3失点以下にとどめている。連勝記録を作ったロッテ戦は5回までパーフェクトで、工藤公康監督も「見事です」と脱帽する内容だった。

 打線に救われたことも少なからずあった。5回までに3失点した4試合を見ていくと・・・

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