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2017プロ・アマ球界大展望

【大学野球展望】最強・侍ジャパンを結成し2大会連続金メダルへ照準

 

第29回ユニバーシアード競技大会が8月に台湾で開催される。侍ジャパン大学代表は前回大会(2015年・韓国)で金メダル(決勝は雨天中止で台湾と同時優勝)を獲得。2大会連続での世界一が期待される陣容予想と、大学野球の全体像を展望する。(学年は2017年4月以降の新学年)

侍ジャパン監督人事は1月17日の監督会で検討


大学日本代表候補合宿が16年11月26日から3日間、松山で開催。参加48人から一次登録30人に絞られ、最終メンバーは22人となる


 2016年末、衝撃の展開が訪れた。東海大・横井人輝監督が16年限りで退任することが12月16日までに分かった。同氏は16年1月に大学日本代表監督に就任。同7月の第40回日米大学選手権(日本開催)では2大会連続18度目の優勝へ導いた。当初の任期は17年のユニバーシアードまでの2年。11月26日から3日間、松山・坊ちゃんスタジアムに48人を集めた代表候補合宿を行っている。15年に韓国で開催された前回大会に続く「世界一連覇」へ本格始動した矢先だっただけに、突然の退任に各関係者も対応に追われた。

 これまでの大学日本代表監督は、現役監督が率いてきた慣例がある。横井氏は12月21日、全日本大学野球連盟へ大学日本代表監督の辞任を申し入れ、了承された。監督人事は全日本大学野球連盟の「監督会」に一任。17年1月17日の監督会までに、コーチ3人を含めた人選が進められる。新監督に関しては11月の代表候補合宿の選考委員として携わった明大・善波達也監督(監督会会長)、中央学院大・菅原悦郎監督(同副会長)、日大・仲村恒一監督(同幹事)、上武大・谷口英規監督(同)、関西国際大・鈴木英之監督(同)、九産大・大久保哲也監督(同)の6人から選出される見通し。コーチは新監督の意向により決定される。なお、17日は全国26大学連盟の代表者ほかによる「常任委員会」で原案が提案され、承認後、その後の「全体会」で最終決議される流れとなる。JOCへの一次登録締め切り(監督、コーチ3人、選手30人)が同19日に迫っており、17日に新生大学ジャパンの陣容が発表される予定だ。

 さて、11月の代表候補合宿では・・・

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