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2017WBC大展望

侍ジャパン最新戦力事情 世界一奪回へのポイント

 

侍ジャパンは4日間(2月23日〜26日)の短い強化合宿(1試合のテストマッチ含む)を終え、この後は壮行試合&強化試合計4試合を経て、3月7日のWBC開幕に臨む。ここでは強化合宿から見えた最新の戦力事情をチェック。この合宿中に、メンバー発表時点から小久保裕紀監督が描いていた構想に変化があった。それらも明らかにしていこう。

小久保監督


投手&守備 先発陣には一定のメド。抑えはいまだテスト段階


 日本人メジャー・リーガー(投手)の招集こそかなわなかったが、小久保裕紀監督は日本のストロングポイントを「投手力」とし、彼らを中心とした守りの野球を標榜する。13人の投手陣の選出や配置も、これを念頭に置いたものであったが、メンバー発表時(1月24日)の構想から各所属球団でのキャンプ、今回の代表合宿を経て、変化が見て取れる。「現在は見極める段階」と微調整を加えているところだが、投手陣の役割を明確に分担するのは、プレミア12での反省を生かしたもので、選手たちも歓迎する。すでに明らかにされているように、投手の基本配分は先発4人、第2先発4人、中継ぎ3人、抑え2人がベースである。

石川歩はキューバとの開幕戦先発を任されることが濃厚


 先発には菅野智之、石川歩、則本昂大武田翔太の4人。1次ラウンド初戦のキューバ戦にはシンカーやパワーカーブなどタテの変化(特に欧米諸国の選手に有効)を操る石川の先発が濃厚。昨秋の強化試合ではWBC球への対応に苦慮していたが・・・

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