1978年7月3日、プロ野球球団を所有していなかった
西武グループが公式戦対応の球場建設を発表。シーズン終了後には福岡のクラウンライターを買収し、埼玉・所沢へ本拠地移転を明らかに。そして79年3月31日、埼玉県南西部の狭山丘陵に西武ライオンズ球場が登場。国内3番目の全面人工芝球場で、横幅67メートルの電光式スコアボードなど最新鋭の設備を整え、12球団最大の球場だった。
だが、90年代に次々と新球場が誕生したこともあり、自然環境との共存をテーマに“屋内屋外中間型”のドーム化計画が持ち上がる。97年シーズン終了後には球場外周に屋根を支える壁の建設が開始された。98年は観客席を覆う屋根のみ設置した状態で、西武ドームに改称。翌年にグラウンド全体を覆う屋根が完成し、日本で5番目のドーム球場となった。
その後もリニューアルは進み、08年11月着工で内野スタンドの一部を削ってフィールドシートなどを設置。16年からは野球専用の人工芝「MS Craft Baseball Turf」を採用し、大型ビジョンのデザインも一新。選手同士の対戦成績や投手の球数などのスタッツを表示することで・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン