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球場特集2017
横浜スタジアム 東京五輪の会場としてさらなる進化 SINCE 1978
横浜スタジアム 東京五輪の会場としてさらなる進化 SINCE 1978

 

 1978年に誕生した横浜スタジアムは、老朽化した横浜公園平和野球場の解体と同時に、新球場として横浜公園内に建設された。同地では、戦前の1934年にはベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグらの大リーグ・オールスターと全日本チームが対戦するなど日本の野球史が刻まれている場所でもある(当時は横浜公園球場)。終戦後は進駐軍に接収され一時はゲーリッグ球場を名乗り、日本初の夜間照明塔を備えていた。48年には日本初のプロ野球のナイターが開催されている。

 78年オープンの新球場は、横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)の本拠地として生まれた。ブルーとオレンジに彩られたスタンドは都会的で、現在も残るY字型の照明塔も特徴的だった。こけら落としでは斉藤明雄の力投により、大洋が巨人を4対1で下した(78年4月4日)。油圧で昇降するマウンド、観客席の一部が移動できるなど、野球以外のスポーツも多目的な利用が可能な国内初の球場として、アマチュア野球をはじめアメリカンフットボールなどの会場としても愛されている。

 2016年1月には、横浜DeNAベイスターズが球場の運営会社を買収し・・・

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