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優勝を知る犬鷲戦士インタビュー

楽天・嶋基宏インタビュー キャプテンとして優勝を

 

チーム内の変化には誰より敏感だ。嶋基宏が語る投手陣、捕手陣とは。「2017年版楽天イーグルス」の強みを、キャプテンが明かす。
取材・構成=阿部ちはる、写真=井田新輔、川口洋邦(インタビュー)、BBM ※成績・記録は6月25日時点


勝つことが一番の薬。好調の要因は勝利


「僕がキャプテンになってからずっとBクラスですし、いつも最下位争いをしていたので、今年は何としてでも優勝争いをして、最低でもAクラスに入りたいなと思ってシーズンに入りました」

 2015年からキャプテンを務めるのが嶋基宏だ。チームをけん引しながら、捕手として投手陣を支え、打者として得点に絡む。決してたやすくない仕事に、誰よりも強い責任感を持って向き合っている。だが、15年は6位、16年は5位と悔しい思いをしてきた。初優勝した13年の緊張感と喜びを知るからこそ、優勝への思いは人一倍強い。

──今年はケガによるWBC辞退からシーズンが始まりました。どのように気持ちを切り替え、シーズンインを迎えたのでしょうか。

嶋 正直、リハビリをしている中で「WBCはこのままじゃ出られないだろうな」と思っていました。出られたとしても、かなり迷惑がかかるんじゃないかと。もちろん出たかったですし、選ばれたからにはみんなとアメリカに行きたい、世界一になりたいという気持ちはありました。ですが、リハビリの途中からは、どこでしっかり区切りをつけて、どこからシーズンに向けて進むのかと。それだけだったので、気持ちの切り替えに関してはそれほど大変ではなかったですね。シーズンが始まるまで、まだ時間があった時期でしたし、あまりズルズル引きずったりとかもなかったです。ただ毎年優勝、Aクラスは目指していますけど、今年は特に強い気持ちで入りました。

──開幕には間に合い、序盤戦はチームも好調でしたが、その要因についてはどう見ていますか。

嶋 やはり則本(則本昂大)と岸(岸孝之)、美馬(美馬学)、前半は辛島(辛島航)もすごく頑張ってくれましたし、その4人が安定して、大きな連敗がなかったことが大きいですよね。そしてリリーフ陣。今は、森原(森原康平)、菅原(菅原秀)がいないですけど、あの2人に加え、福山(福山博之)、ハーマン、抑えの松井(松井裕樹)もね、しっかり投手陣がゲームを作ることによって、攻撃陣にいい影響を与えることができたかなと思います。打線もずっと好調でしたから、それをピッチャーは見ているので、「2、3点取られても逆転してくれるんじゃないか」とか、「粘っていればいつか引っくり返してくれるだろう」とか、そういう思いで、お互いがお互いに良い影響を与えていましたよね。これこそ、「歯車がかみ合う」という言葉が一番ぴったりじゃないかなと思います。

──好調な打線の中で、嶋選手は犠打成功率.889など、渋い活躍で打線を支えています。自身のバットに関しては、どう感じていますか。

嶋 湿ってますね(苦笑)。ただ、下位打線を打つことが多いので・・・

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