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12球団一、二番事情を大解剖!

ロッテ・試行錯誤で打線は停滞が続く

 

打線の導火線となる一番&二番打者。リーグの違いによって役割も変わってくるががっちりと固定できているチームもあれば、いまだ試行錯誤を続けるチームもあるなど、一、二番事情は様々。各球団の現在地を見ていこう。
※選手成績は打順別成績。チームDATAの「先発一番」「先発二番」の成績は、先発起用されたすべての一、二番のトータル。記録は6月29日時点。

一番 サントス 10試合 17安打 0本塁打 1打点 7得点 1盗塁 2四死球 0犠打 打率.386 出塁率.413


 一番と二番の組み合わせは70試合でなんと12球団最多の31通り。一番だけで9人、二番に至っては16人が起用されている。伊東勤監督の苦悩が伝わる数字だが、その結果、チーム得点数は12球団ワーストの217。一、二番が定まらないことも、得点力不足の一因となっている。

 開幕は一番・岡田幸文、二番・荻野貴司の快足コンビで迎えた。しかし、岡田は28打数無安打、一番としても二番としてもチーム最多先発の荻野も打率1割台と低迷。以降は、大嶺翔太伊志嶺翔大平沢大河などを次々と試していったが、いずれも継続性に欠けた。低打率はもちろんのこと、四死球も少なく、一、二番の出塁率がそろって2割台では「出塁できないから策も打ちようがない」と指揮官が嘆くのも仕方がない。

 わずかながら風向きが変わり始めたのは・・・

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