グラウンドでは選手が思う存分に活躍しているが、その裏で、地道なサポートを続けるスタッフの存在も忘れてはいけない。縁の下の力持ちの中から、打撃投手・ブルペン捕手・広報に、自らの役割について語ってもらった。 取材・構成=吉見淳司、写真=佐藤真一 チームの魅力を発信
室戸高、法大を経て2009年にドラフト3位で
広島に入団した
小松剛さん。1年目の09年に5勝を挙げていきなり頭角を現したが、10年は1勝。翌年からは一軍登板はなく、12年10月に戦力外通告を受けた。育成選手として再契約した13年は四国アイランドリーグの徳島に派遣され、後期優勝、総合優勝を決めた試合に先発して勝利投手となるなど9勝を挙げて貢献。だが、帰広後に待ち受けていたのは、まさかの2度目の戦力外通告だった。
「トライアウトを受ける選択肢もありましたが、受験してダメだったらゼロからのスタートになってしまう。家族もいましたし、転身するなら早いほうがいいと考えました」と、現役引退を決意。13年12月から新たな立場としての日々が始まった。
皮肉にも、同時期は契約更改の真っ最中。大幅アップを勝ち取る主力選手の取材対応をしつつ、「『いいなあ』と思っていましたね」と笑う。
当初、広報は・・・
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