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ソフトバンク・柳田悠岐インタビュー 無欲な男 「ケガせずにずっと試合に出て優勝する。個人的なものは本当にありません」

 

8月に入り、パ・リーグの優勝争いは三つ巴の様相を呈している。今回、ついに首位を奪取したソフトバンクの“打”のキーマンのインタビューをお届けしよう。好調を維持してチームをけん引するバットマンはいま、何を思うのか──。まずは、内川聖一の離脱で四番を任されている“ミスター・フルスイング”柳田悠岐だ。この男、個人タイトルには目もくれない。
取材・構成=菊池仁志、菅原梨恵、写真=湯浅芳昭、佐藤真一


ハマったバッティング。三冠王は気にしない


今シーズンは昨年に続いて春季キャンプはB組からのスタート。2016年オフの侍ジャパン辞退の原因にもなった、痛めた右ヒジのリハビリを進めるためだった。16試合に出場したオープン戦では、シーズン前の調整の意味合いが強いとはいえ、打率.231と低空飛行。7年目のシーズンに入ってからもしばらくは数字が伸びていかなかった。それでも、本人の狙いは明確だった。現在、打率.325(2位)、26本塁打(1位)、82打点(1位)と成績を伸ばしている(成績はすべて8月6日時点)。

──シーズン序盤は思うような打撃ができていないような印象でした。打率も2割3分台に落ち込むこともありました。ただ、「感覚をつかめた」と語っていた今季初の猛打賞となった5月13日の楽天戦[熊本]以降、数字は右肩上がりです。

柳田 その試合はテークバックというか、自分のトップを作るまでの形とか力の抜き方が、ある程度「コレかな」っていうのが見えた試合でした。それを続けてみたら、結果にもつながったんで、それが一番よかったと思います。最初はいろいろ試しながらというか、そういう感じで初めて、やりたいことをやっているうちにだんだんとポイントが合ってきたっていう感じです。

──やりたかったこととは?

柳田 今季、ヤフオクドームの人工芝の張り替えがあって、打球の勢いが吸収されやすくなった分、ゴロを打つと内野の間を抜けないし、ヒットにならないとオープン戦のときから思っていたんです。だから今年はとにかくフライを打っていくことがテーマでした。最初は合っていなかったポイントが少しずつ合ってきて、ようやくって感じです。

──本拠地のリニューアルが打撃の変化につながるのですね。

柳田 いい感じで打てるようになっていると思いますが、そこが一番・・・

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