高校時代から「怪童」と呼ばれた強打者。プロ入り後、手首の故障に泣いたが、それがなければ、多くの日本プロ野球記録を塗り替えていたはずだ。引退後も各球団の指導者として多くの名バッターを育ててきた。特集の最後は、プロ入り後の活躍が期待される18歳の若武者たちへ中西太さんからメッセージをいただいた。 写真=BBM 隙のない中村君
技術、練習環境、用具……高校野球は年々進化してるな。スライダーのマシンまであって、しかも、それをガンガン打ち返しているんだからびっくりや。
今回の甲子園のホームラン数は、ボールやバットがよくなってきたのもあるだろうし、ピッチャーが好投手揃いとは言えんかったのも確かだが、出場できなかった早実の清宮(
清宮幸太郎)君も含め、トップの打者のレベルは相当高かったと思うよ。
なかでも、中村君は隙のないバッターだね。スイングに狂いがない。崩れ打ちもほとんどなかったんじゃないかな。逆に崩されたときどう対応するのか見たかったくらいだよ。
まず、構えがいいな。大きく引いているが、顔の後ろまで・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン