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日の丸背負った侍BIG3の実力

中村奨成(広陵高) 天国と地獄を見た高校No.1強打捕手

 

取材・文=岡本朋祐、写真=早浪章弘[本誌特派]

 この夏、中村奨成は大阪滞在2週間で、ヒーローへと駆け上がった。もともと、夏の広島大会前から左腕・平元銀次郎と、強肩捕手による広陵バッテリーは注目の的だった。春先には侍ジャパンU-18代表・小枝守監督が広島大会へと足を延ばした。この視察を受け、2人は6月16日に発表された第一次候補30人に入った。実は中村はこの時点で、水面下では“内々定”していたという。最初で最後の甲子園で中村は、まるで自分の庭のように躍動。侍ジャパンU-18の選考を担当する日本高野連の技術・振興委員会も、仰天するほどの急成長ぶりであった。

 伝説の男、PL学園高・清原和博氏の持つ大会本塁打記録(5)を32年ぶりに6本に更新。17打点、43塁打でも大会記録を塗り替え、安打(19)、二塁打(6)、連続試合本塁打(3)でも大会タイ記録と、多くのインパクトを残した。捕手としても遠投120メートルの強肩を武器に・・・

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