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未来のスター候補たち

【ドラフト】スカウト注目の隠れた逸材球児 北浦竜次、山上信吾、尾形崇斗、本田仁海、山口翔、村上宗隆

 

この1年間で急成長を見せ、プロのスカウトたちから将来性を高く評価されている球児たちがいる。全国各地に散らばる未来のスター候補生たちを紹介する。

北浦竜次(白鴎大足利高・投手) 伸びシロ十分の長身184センチ左腕


北浦竜次/きたうら・りゅうじ●2000年1月12日生まれ。栃木県出身。184cm85kg。左投左打。共英小2年時に母親の勧めで左投手として野球を始めた。厚崎中では大田原ボーイズに所属。白鴎大足利高では1年秋から控え投手。2年秋に四番・投手兼左翼手として県3位で関東進出。3位決定戦・青藍泰斗高戦で先発し完投した。関東大会から背番号1を任されたが前橋育英高に5対6で敗戦。3年春の県大会で優勝。春の関東春季大会では、霞ヶ浦高に惜敗。夏の栃木大会では、文星芸大付高に負けベスト8止まり。母親は元ソフトボール国体選手(二塁手)/写真=BBM


 ケガをしない体作りを目指してきた。高校3年まで肩やヒジのケガは一度も経験していない。北浦自身も体の柔らかさと、痛みにも強いことには自信がある。だが1年生の2月に右足を疲労骨折。ここから、ケガ防止と体のケアへの意識がさらに高まった。夏でも感染症を防ぐために、毎日欠かさずマスクをしていた。

「甲子園は目標でしたが、負けて夢破れました。次はプロに入って活躍したいと思っています」

 大田原ボーイズ時代はコントロールも悪く、ヒョロッとした少年だった。しかし、白鴎大足利高の藤田慎二監督は、北浦の資質に目を向けた。「練習のときに遠投を見たんです。そのときのしなやかなフォームと投げたボールの質がよかった」。高校に入学したときは身長178センチで最速も120キロ台、コントロールもなかった。それでも藤田監督は1年の冬に・・・

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