CSファイナルステージで打倒・広島を果たすためにも、“いい勝ち方”で甲子園で開催されるCSファーストを突破したい。ここでは両チームの対戦試合の中から、これこそCSで見せてほしいという理想の戦い方の2試合を選んでみた。さて、CSで同じような戦い方ができるのかどうか……。
写真=BBM

阪神ベストゲーム1　やはり初回の猛攻が大事

　打線が初回無死二、三塁から三番・糸井嘉男の右前適時打で2点を先制するなど一気に3点を奪う。2回にも1点、7回にもダメ押しの1点を加えた。

　先発の藤浪晋太郎は、ピリッとしない投球内容ながら、2失点で降板。その後を「岩崎(岩崎優)、高橋(高橋聡文)の2人で、打者6人で終わってくれた。あそこでゲームが締まった」と金本知憲監督が絶大な信頼を寄せる中継ぎ陣が踏ん張り、試合を締めた。

　打線が先制し、先発が最少失点で5回を投げ切り、自慢の中継ぎ・救援陣が勝ち試合へと導く、今季の阪神を象徴・・・