今季のDeNAを支えたのが強力クリーンアップだ。筒香、ロペスの2人はもちろんだが、特に宮崎の飛躍が大きい。劣勢の展開でも一気に試合をひっくり返す爆発力。その典型が8月22日広島戦で3点差の9回に生まれた大逆転劇だろう。CSの舞台でもこの3人が存在感を発揮すれば、勝利は近づく。 写真=桜井ひとし 主軸が固まり浮上
漫画のような光景が、現実に起きてしまうから面白い。ファンを虜とりこにし、球史にも残るようなミラクルゲーム。8月22日の広島戦[横浜]がそれだった。9回表を終えて3点を追う展開。DeNAベンチ、そしてクリーンアップの3人はすさまじい集中力を発揮した。まず三番の
筒香嘉智。無死一塁から右翼最上部へ2ランを運んだ。続くロペスは左翼席へ同点アーチ。最後に
宮崎敏郎が決め、プロ野球史上初の「3者連続本塁打によるサヨナラ勝ち」とヨコハマ劇場を仕上げた。
昨季2冠(44本塁打、110打点)の筒香を、ロペスと宮崎で挟むのが当初の構想だった。ところが、WBC帰りの筒香が4月を終えて1本塁打。破壊力という点では十分に機能しなかった・・・
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