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挑戦者を待ち受ける男たち

ソフトバンク・岩嵜翔インタビュー 手にした自信 「ピンチの場面で抑えるのが中継ぎエース」

 

10年目を迎えた右腕が、ついに真価を発揮した。先発、中継ぎ問わず、腕を振るってきたが、今季は8回を担うセットアッパーとして球団最多記録を更新する72試合に登板。リーグ優勝の立役者となった。もちろんポストシーズンでも、自らに勝利の行方が懸かっていることを理解している。
取材・構成=杉浦多夢、写真=湯浅芳昭、BBM


リリーフの面白さ


リーグ史上最速でのV達成に、誰よりも喜びと充実を感じていた。主力として優勝に貢献できたこと。リリーバーとして完全覚醒した岩嵜翔は、デニス・サファテにつなぐ8回という重要なポジションで、最後まで任務を完ぺきに遂行してみせた。

──今季のリーグ優勝は、これまでと違ったものではないでしょうか。

岩嵜 8回という、いいところで投げさせてもらい、1年間を通してしっかり自分の仕事ができた中での優勝だったので、個人的に今までの中で一番いい優勝だったと思います。

──優勝決定試合となった9月16日の西武戦[メットライフ]でも8回に登板しました。

岩嵜 自分でもびっくりするくらい力が出ましたね。スピードも出ていたし(自己最速タイの156キロを記録)、気持ちが入っていたんだと思います。何より試合前に倉野さん(倉野信次・投手統括コーチ)から・・・

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