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清宮幸太郎がプロ志望を決断した背景

小枝守氏(侍ジャパンU-18代表監督)が見た清宮幸太郎

 

「ドラフト超目玉」と言われる逸材は「大学進学」も選択肢にあったが「プロ志望」を決断した。熟考の最中にあったU-18ワールドカップ(カナダ)で侍ジャパンを率いた指揮官に、清宮幸太郎の素顔と可能性を聞いた。

清宮は銅メダルに輝いたU-18ワールドカップで早実に続き、主将を務めた。大会期間中は何度も小枝監督と話し合いを重ねた/写真=早浪章弘


 約2週間のカナダ滞在中、10日間で9試合を消化し、チームとしての食事会以外、私は一歩もホテルから出ませんでした。開幕を控えた消灯前、インターホンが鳴りました。ドア越し立っていたのは主将・清宮でした。

「監督さん、ちょっと良いですか?」

 約40年、高校野球の指導に関わっていますが、選手が私の部屋を訪ねてきたのは、初めての経験でした。

 日本での合宿2日目、清宮を主将に指名。選手間で清宮を推す声が多く、つながりを持たせるためにも彼に任せました。結成から約1週間、急造チームを結束させる不安から・・・

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