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ドラフト2位の超逸材 セ・リーグ編

“ドラフト2位”の超逸材たち 石川翔、岸田行倫、高橋遥人、山口翔

 

同時入札で抽選のある1位以降はウエーバー方式に切り替わり、3位は逆ウエーバー、以下繰り返しとなる。2位の12人は全体24番目までの1位に劣らぬ高評価で、逸材ぞろい。中でも編集部イチオシの“ドラニ”選手を紹介していこう。

中日2位・石川翔 “怪物”を理想にする竜の未来


取材・文=滝川和臣、写真=神山陽平


 今季のチーム防御率がリーグ5位の4.05と投手陣の再建が急務の中日は青藍泰斗高・石川翔を2位で指名した。甲子園出場経験はないが3年夏には、栃木大会4強に進出。躍動感あるフォームの本格派で、肩甲骨周りの柔らかさを生かして最速151キロを投げ込む。

 名前が呼ばれると「ホッとしています」と安堵の表情を見せた石川のあこがれは、作新学院高でエースとして甲子園を沸かせた江川卓だ。

「You Tubeに昔の映像があるんですが、飽きずに見ていられるんです。調子が悪いときに見ていた」と言い、“怪物”江川が投げたホップするようなストレートを理想にしている。プロではさらにボールを磨き「150キロ後半を出したい。DeNAの筒香(筒香嘉智)選手と対戦してみたいです」と夢を語る。

 とはいえ、順風満帆の高校3年間ではなかった。入学当時は体も・・・

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