週刊ベースボールONLINE

2017ドラフト総決算

これぞ醍醐味!6度の抽選に観客も歓喜。ドラフト取材現場の舞台裏&有力候補指名漏れリスト

 

若き才能たちの運命を左右するドラフト会議では、不思議と何かが起きる!期待を抱いて都内ホテルにて行われている会場へ。待っていたのは“事件”ではなく、正統派の醍醐味だった。
取材・文=坂本匠、写真=榎本郁也、川口洋邦、小山真司


清宮幸太郎の注目度。報道陣も満員御礼


 別にハプニングを期待していたわけではない。それでも近年は“当たりクジ”の勘違いと確認ミスがあったにもかかわらず会が進行したり、12球団テーブルに設置された機械の不良で中断したり、新監督のお披露目の場であったりと、話題に事欠かないドラフト会議だったが、今回に限って言えば、本筋がそれらを完全に凌駕した。

 一言で言うならば、清宮ドラフト。今年度も一般公募で集まったファン約1000人が会議を“生観戦”したのだが、一時は全12球団の指名もウワサされた高校通算111本塁打の希代のスラッガーの行方を生で見ようと、開始の午後5時から遡ること3時間、午後2時には会場を待ちわびたファンが、ドラフト会場となった東京・品川のホテルの受付け前に長蛇の列を作っていた。「誰に注目していますか?」と話を聞けば、その7割が「清宮幸太郎(早実)」の名前を挙げ、「ウチはスターの引きが歴史的に強い」と自信をのぞかせる日本ハムのユニフォームを纏った男性も(今振り返ると、あなたはすごい!)。中には「井口(井口資仁)新監督に会いに来ました」というロッテファンの女性もいたのだが……、楽しみ方は人それぞれでいいではないか。

 一方、プロ野球界の一大イベントを伝えようと・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング