取材・文=杉浦多夢、写真=毛受亮介 見慣れた光景だった。最後はこの男が仁王立ちしている。いつもと違うのは、来日初の3イニングのマウンドだったこと。そして、直後にできた歓喜の輪が2年ぶりの日本一を祝うものだったことだ。
シーズン最多記録を更新する54セーブ。不動の守護神は9回に君臨し、盤石を誇ったリリーフ陣の要となって“後ろからの逆算”による継投策を実現させた。「8回までに何とかしなければ終わり──」。絶大なプレッシャーを相手に与え続けた。
それは日本シリーズという舞台でも変わらなかった。初登板は第2戦。8回の
モイネロからバトンを受けると・・・
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