4勝2敗でソフトバンクがDeNAを破り2年ぶり8度目の日本一。しかも3連勝から2連敗し、最後は29年ぶりのサヨナラVという幕切れになった。ここでは野球解説者の柴原洋氏に、2017年日本シリーズを総括してもらった。 写真=BBM 第6戦の9回、第5戦の反省を生かし、打ち方を変えて山崎康晃のツーシームを見事に左翼席へと運び、起死回生の同点打とした内川聖一/写真=高原由佳
1球の重みを知る者の勝利
福岡で2連勝して敵地[横浜]での第3戦は、シリーズの歴史上、大きく流れが変わる可能性を秘めているのですが、3たび初回に先制点を奪って、接戦をものにしました。結果的に、この勝利は大きな1勝になったと思います。DeNA的には後がなくなった第4戦で、
濱口遥大にあのピッチングがあったわけですからね。ソフトバンク打線はカーブ、チェンジアップで緩急をうまく使い、低めに丁寧に集めつつ、時に大胆に内角も突く攻めに的を絞ることができず、手も足も出ませんでした。8回にようやく2安打(うち1本は内野安打)しましたが・・・
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