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野球人たちのターニングポイント

育成からもう一度。ひのき舞台を目指す 久保裕也、島袋洋奨、宮川将

 

今季さまざまな理由で実力を発揮できず、戦力外になった選手たち。その中でも、もう一度球団から返り咲きのチャンスを与えられそうな選手を取り上げる。育成という底辺から、あの輝かしいひのき舞台にもう一度立つために……。

久保裕也(楽天→楽天育成) チームに貢献できる体に戻す



 シーズンも最終盤に入った10月7日、球団から1本のプレスリリースが流れた。「本日、以下の選手へ、2018年シーズンの支配下選手契約を行わない旨を伝えましたので、お伝えします」。久保裕也にとって3年連続3度目の戦力外通告だった。

 明るい笑顔の印象が強いシーズンだった。2月16日、沖縄・金武。一度はタクシーで球場を離れながら、電話を受け慌てて戻ってきた久保の姿があった。同13日から練習に参加。この日の練習試合、韓国ハンファ戦は集大成ともいえるマウンドだった。2番手で1イニングを投げ1安打無失点。緊張の面持ちでサブグラウンドへ向かうと、星野(星野仙一)副会長が待っていた。「合格だ」。短い言葉に表情を崩した久保は「涙が出るくらい・・・

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