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再び、世界に旋風を!日本人メジャー特集

大谷に翻ろうされたGMたちと現地メディア。エンゼルス決定まで短くも長かった? 9日間

 

ポスティングシステムがオーナー会議で承認されてからわずか9日間で大谷のエンゼルス入りが決定した。契約社会のアメリカでは考えられない早さでの決着。だが、この9日間で23歳の若きTWO-WAY BIG STARを巡り各球団、そして現地メディアは翻ろうされ続けた。
文=奥田秀樹


大谷が語らない分、憶測記事が横行しGMたちも……


「WHAT A CHICKEN !(なんて臆病者なんだ)」

 ニューヨークのタブロイド紙・デイリーニュース紙が一面で、ヤンキースの誘いを蹴った大谷翔平をこき下ろした。現地時間12月3日、大谷が第一次選考で7球団に絞り込んだのだが、そこに現地メディアが本命と決めつけていたヤンキースが入っていなかった。「大谷は大都会を怖がっている。なんて臆病者なんだ」という論調。一方でヤフースポーツのベテラン、ティム・ブラウン記者は「彼はチキンではない。自分がやりたいことをきちんと分かっている若者なだけ」と冷静に反論した。大谷はメジャーでも二刀流を目指し、それが可能な環境を慎重に見極めようとしているだけだと。

 大衆の気持ちをあおる扇動的なメディアもあれば、選手目線で見る記者もいる。それは洋の東西を問わない。ただ日本メディアが大谷の人柄や考え方を概ね理解できているのに対し、現地メディアにとっては「SHOHEI OHTANI」は・・・

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