先発候補が多数ひしめく今季のオリックス。中でも有望若手が育ちつつある。筆頭が昨季、新人ながら先発ローテを1シーズン守り抜いた山岡泰輔と、今季、先発左腕として大きな期待を寄せられるドラ1ルーキーの田嶋大樹だ。シーズン中の過ごし方やメンタル、そして投球面──。互いに高卒社会人出身の“左右のエース候補”が、勝つために必要なことを語り合う。 取材・構成=鶴田成秀、写真=榎本郁也 長いシーズンを戦う上で
山岡 キャンプはどう?
田嶋 何かを意識したり、考えたりしていることは特にないですけど、強いて言うなら、開幕一軍にしっかり残ること。それを意識しています。山岡さんは、1年目のキャンプと今年って、やっぱり違いがありますか。
山岡 俺は昨年1年間やって、最後(シーズン終盤)は少しきつかったから。それをカバーできるように練習しているよ。それより、今回は対談だけど、普段はあまり野球の話はしないよね(笑)。
田嶋 僕は聞きたいことありますよ! キャンプ序盤に「プロの一軍と社会人の差は何ですか?」と質問したじゃないですか!
山岡 俺、何て答えた?
田嶋 覚えてないんですか?(笑)。「社会人に比べて・・・
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