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12球団開幕投手物語

【12球団開幕投手物語】阪神・大エースの快投あり、11連敗もあり

 

長いプロ野球の歴史で、開幕投手の栄誉に浴した男たち。その一人ひとりに多くのドラマがある。ここでは12球団別に過去の開幕投手を振り返りながら、物語に紡ぎ上げていく。
※記録は2リーグ制以降

開幕最多6回に最多奪三振と開幕でも球団記録を作っている江夏


小山、村山、江夏の大投手が大役を


 過去に阪神には大エース呼ばれる投手が数人いた。その中で開幕試合最多登板は通算320勝を挙げた小山正明と206勝193セーブの江夏豊の6回だ。2人に共通しているのは小山10年、江夏9年という比較的短い在籍でありながら6度の開幕投手を務めているということ。それだけ存在感が大きかったことを表している。

 小山はプロ2年目の1954年に初の大役を担った。プロ1年目5勝1敗の成績のみでの指名となった。その後は、61年から3年連続で大役を果し、6度の開幕登板で4勝を挙げた。その次を担ったのが・・・

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