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躍進のカギを握るルーキー対談

ロッテ・藤岡裕大×菅野剛士スペシャルクロストーク カモメの新風

 

井口資仁新監督のもと、パ・リーグの台風の目となりつつあるロッテ。掲げられた“走塁改革”とともに、躍進の原動力となっているのが2人のルーキーだ。そろって開幕スタメンに名を連ねた実力派が、2018年への意気込みを語り合った。
取材・構成=杉浦多夢、写真=高原由佳(インタビュー)、高塩隆、大泉謙也


プロの練習量


亜大の藤岡裕大と明大の菅野剛士。大学時代、ともに確かな実績を重ねながら、2015年秋のドラフトでは最後まで名前が呼ばれることはなかった。それでも藤岡裕はトヨタ自動車で、菅野は日立製作所でさらに腕を磨き、即戦力の評価を勝ち取りそろってロッテに入団。社会人での2年間を貴重な成長の糧とした。

菅野 互いの存在を意識したのは大学時代からかな。

藤岡裕 そうだね。でも試合で対戦することはあっても、あまりしゃべることはなかった。

菅野 話すようになったのは社会人になってからだね。

藤岡裕 1年目(16年)のジャパンの合宿とかでね。みんなけっこう仲が良くて、大会とかで一緒になるとご飯に行ったりするようになった。

菅野 1年目の都市対抗では決勝で対戦したこともあって、互いに少し意識していたと思う。僕の日立製作所も(藤岡裕の)トヨタ自動車も新人の活躍でどちらが勝つか、みたいな感じだったから。

藤岡裕 日立も新人が目立っていたし、なんとか自分も負けないように活躍して優勝したいと思っていたから、やっぱり少しは意識したね(結果はトヨタ自動車が日立製作所を4対0で下して優勝)。

菅野 大学からプロの世界に飛び込んでいきたいと思っていたのに、結局、指名されなかったんだけど、社会人での2年間で学べたことも多かったね。

藤岡裕 貴重な2年間だったし、その経験が今、プロの世界に入ってからも生きているのかなと思うから、決してムダな時間ではなかった。

菅野 その2年間で・・・

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