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ハマの新リードオフマンインタビュー

DeNA・神里和毅インタビュー 打線を変貌させる“神足”「一番打者の立ち振る舞いで、チームの流れが変わってくる」

 

昨季、全試合で一番を務めてきた桑原将志に代わりDeNAの“斬り込み隊長“を任されているのがドラフト2位ルーキーの神里和毅だ。積極的な打撃で主軸につなぐ着火石となりチームを鼓舞。塁に出れば類まれなるスピードとセンスで盗塁を量産し、機動力野球を目指すチームのアイコンとして今季のベイ打線のポイントとなっている若者だ。
取材・構成=滝川和臣、写真=阿部卓功(インタビュー)、BBM ※成績は4月23日時点


緊張の開幕スタメン、3戦目で「一番」抜てき!


 沖縄のキャンプから攻守にわたり高い評価を集めていた。当初は、右肩痛から復帰を目指す昨季までのレギュラー梶谷隆幸と伸び盛りのスラッガーである2年目細川成也、そしてドラフト2位の神里が右翼のポジションを争っていた。結果的に、オープン戦で安定した結果を残したルーキーが開幕スタメンを勝ち取った。

──最終的にはキャンプ、オープン戦を一軍で完走し、開幕スタメン。「七番・右翼」でプロデビューを飾りました。

神里 春季キャンプではケガ(右ワキ腹痛)で1度、二軍でも過ごしました。そのときは開幕一軍は無理かなと思った時期もありましたが、何とか一軍に残してもらいました。でも開幕戦は緊張してしまい、ダメでした。何もできずに終わってしまった。

──右翼線のフライで内野手と打球を見合ってしまうなど(記録は二塁打)、ドタバタした印象でした。

神里 そうですね。いつもなら考えられないようなプレーが出てしまいました。打球を捕球できず、その後のプレーも焦ってしまいました(二塁への送球が逸れ、得点につながった)。オープン戦では考えられないようなプレーの連続で、普通ではない状態でしたね。でも、今はほどよい緊張感の中、いい感じで動けています。

──プロの雰囲気は、大学、社会人と違いますか。

神里 全然違います。スタンドのお客さんの数が違いますからね。すごく注目されている感じがするし、しっかりしたプレーを見せないと。

──初ヒットは開幕2戦目。一塁線を破る二塁打でした。

神里 最初のイメージでは、開幕戦の・・・

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