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12球団戦力検証

真中満(野球解説者)が分析 交流戦1位のヤクルトは混セの主役となれるか?「“弱者の兵法”はいらない。がっぷり四つでも戦える戦力がそろってきた」

 

セ・リーグ序盤戦は最下位ながら、交流戦で快進撃を見せて球団初の勝率1位を勝ち取ったヤクルト。セでは“独り勝ち”状態で、上位とのゲーム差を一気に詰めた。この強さは本物なのか。そして、混セを勝ち抜くことはできるのか。ヤクルト前監督で、現在は野球解説者の真中満氏が、チームの現状と今後を分析する。

6月24日の巨人戦[東京ドーム]に勝利し、東京ドームでの連敗は「7」でストップ。ここから再び勢いに乗るか


勝負強さが戻った主砲・バレンティン


 打線で目を引くのは、バレンティンの好調ぶりですね。ここまでリーグトップタイの17本塁打を放っていますが、そのうち逆転本塁打と同点本塁打が2本ずつ、勝ち越し本塁打が1本と、勝負強さが際立っています。バレンティンを四番に固定することで、昨季は中軸だった山田哲人の一番起用も可能となり、相手のマークも分散されました。攻撃のバリエーションが増えましたね。

 バレンティンを含めて故障者が続出した昨季は、シーズンを通して試合に出続けたのは山田哲と坂口智隆くらいでした。山田哲は昨季、不調のまま終わりましたが、それには理由があり・・・

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