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新時代の主砲インタビュー

巨人・岡本和真インタビュー 覚醒の大砲、不動の心「今は四番を打たせてもらっていますけど、やることは変わりません」

 

オープン戦打点王のパフォーマンスで開幕オーダーに名を連ねると、安打を積み重ねてついには読売巨人軍第89代四番打者へ上り詰めた。“近未来の四番”と期待され、入団して4年。いよいよ岡本和真が覚醒の時を迎えている。
取材・構成=坂本匠、写真=前島進、BBM


打撃主要3部門で上位。ミスショットが激減


 過去3シーズンの成績は、通算で13安打、1本塁打、6打点。高卒1年目の2015年から一軍での出場機会が与えられたものの、岡本和真は結果を残せずにいた。高橋由伸監督契約最終年の3年目を迎え、チームが若返りへ大きく舵を切ったことで、吉川尚輝とともにキャンプから積極起用されると、オープン戦打点王の勢いそのままに、開幕から見事なパフォーマンスを見せる。6月末日時点で85安打、14本塁打、45打点はいずれもキャリアハイ。打率.310はリーグ8位、本塁打は同6位、打点は同4位と堂々たる成績で、チーム打率リーグトップを誇った打線を力強くけん引している。

──オールスターのファン投票選出、そして初出場決定おめでとうございます。

岡本 ありがとうございます。選んでいただいて、本当にありがたいです。

──岡本選手には開幕直前にインタビューをお願いしていて(→こちら)、このときはまだ、レギュラーの最有力候補の1人という位置付け。「1年間一軍にいたことがないので、今季はそこを最低ラインとしています」と目標を話してくれました。さすがにその時点では、オールスター出場まで思い描いていなかったと思います。

岡本 本当に、驚きのほうが大きいです。オールスターはもちろん、小さいころからテレビなどで見ていて、すごい選手ばかりが出ている大きなイベント。その中で僕がプレーさせてもらえることはありがたいことだと思っています。ファンの方にはフルスイングを期待してもらっていると思うので、打席に立ったら、思い切ってバットを振りたいと思います。

──プロ2年目の2016年に出場したフレッシュオールスターでは大きなホームランを放ってMVPに輝いています。この年のファーム日本選手権でも同じように優勝を手繰り寄せる一発を放ってMVP。お祭り事には強い印象があります。

岡本 一軍では初めてですし状況が違うので……(苦笑)。でも・・・

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